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まるで水彩画のような淡い色合いがとても素敵です。
佐渡市真野地区に、国分寺があります。
国分寺は、奈良時代の天平13年(741年)に、聖武(しょうむ)天皇の命で国ごとに建てられた寺です。天平宝字8年(764年)に落成したと考えられる佐渡国分寺は、北陸地方では珍しい瓦葺き屋根の佐渡最古の寺院でしたが、享禄2年(1529年)の火災で焼失してしまいました。
その国分寺跡は、国仲平野を見下ろす場所に位置し、当時の建物に使われていた土台の石が残っていて、当時をしのぶことができます。
現在の国分寺は、その国分寺跡の近くにあり、入口の階段を上ったところにある茅葺き屋根の門が目を引きます。
6月23日に訪問したとき、境内にスイレンの花がきれいに咲いていました。
神聖ささえ感じる淡い色合いと凜としたたたずまいが美しく、思わずじっくりと見つめてしまいました。
スイレンのまわりには、アゲハ蝶がペアで羽ばたいたり、鳥が可愛らしくさえずったりしていて、心が安らぎます。
また、お寺の外ではハナショウブが色鮮やかに咲いていて、こちらも参拝に訪れる人々を爽やかに出迎えてくれていました。
鮮やかな紫色や黄色が目を引きます。
潮風が心地いい高台です。
相川地区の夫婦岩(めおといわ)の周辺から少し高台に上り、海を見下ろせる爽やかな景色が広がるところにユリの球根を栽培している畑が連なっています。
花が咲くと、球根を太らせるために花摘みの作業が行われます。
訪問した6月23日は、すでに摘み取りの作業が終わっていた畑や、まだつぼみの状態の花もありましたが、摘み取りを控えたユリたちが華やかですらりとした姿を見せてくれていました。
さんさんと降り注ぐ太陽の光を花いっぱいに受け止めるかのように、つやつやとした花びらを広げて、抜群の存在感を放っていました。
こんなにも恵まれた環境で育った球根は、きっと来年も素敵な花を咲かせてくれることでしょう。
スポットライトが当たっているかのように華やかです。
こちらはまだつぼみです。
つやつやとした花びらに、たっぷりと太陽の光が降り注いでいました。