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【佐渡】佐渡で出会える花々 vol.2

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0056349 更新日:2019年3月29日更新

4月も半ばとなり、まさに「春爛漫」ですね!
「春」と言ってまず思い浮かぶ花は、何と言っても「桜」ではないでしょうか。

古い時代から、その華やかさや少しの儚さなどから、人々の心を捉えて放さない桜。
「桜咲く」という言葉が受験の合格に例えられるように、人生の節目の記憶にも確かな存在感を刻み込むなど、日本人にとって何か特別な存在の花となっているように感じます。

徐々に心地よい暖かさの日が増えてきて、桜たちも待ちわびていた春が来たことを心から喜んでいるかのように咲き誇っています。

今回は、それぞれの場所で異なる表情を見せる3つの桜をご紹介します。

桜の間から「佐渡金山・道遊の割戸」を見てみると…?

相川の歴史の象徴・道遊の割戸。桜の中から覗くように見ると、また違った表情を見せてくれますの画像
相川の歴史の象徴・道遊の割戸。桜の中から覗くように見ると、また違った表情を見せてくれます。

佐渡金山遺跡のシンボルである「道遊の割戸」。これまで数え切れないほどの季節の移り変わりを見守ってきたことでしょう。

歴史の重みをずっしりと背負って、微動だにせず構えている遺跡と、毎年決まった短い期間だけ咲き誇る桜。
対照的な二つが競演を果たす瞬間、移ろう時代の流れと季節の流れ、そしてその中で育まれてきた歴史などに思いを馳せることができます。

この歴史ある金山で4月19日(土曜日)~20日(日曜日)に「おけさ華の乱」というイベントが開催されます!
「これぞ佐渡!」という華やかな芸能の競演は見応えたっぷり!花火の打ち上げもあります。
歴史と芸能、そして桜。それぞれの魅力を味わいに、ぜひお越しください。

 

桜の名所といえばここ!真野公園が桜色に染まります。

さわやかな青空とこぼれ落ちんばかりの桜。そこにいるだけで清々しい気分になってきますの画像
さわやかな青空とこぼれ落ちんばかりの桜。そこにいるだけで清々しい気分になってきます。

真野公園は、佐渡島内の中でも言わずと知れた桜の名所。
2000本の桜が咲き誇る会場はそれだけでも圧巻ですが、夜になると「ハッタンぼんぼり」が点灯し、見事な景色が広がります。

ハッタンとはその昔、田植えに使われていた道具で、六角形をした木枠です。そこに和紙を貼り、中に光が灯るようにしたのが「ハッタンぼんぼり」で、和紙には様々な絵柄が描かれています。

真野公園では、4月27日(日曜日)まで「桜まつり」と「春の佐渡芸能祭」が毎日開催されています。「芸能祭」では、鬼太鼓、春駒、つぶろさしなど縁起の良い芸能がたくさん披露されます。

皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお出かけください!「春」のほんわかした華やかな空気を存分に吸収できますよ。

まさに満開!の画像
まさに満開!

桜の前に並んでいるのが「ハッタンぼんぼり」ですの画像
桜の前に並んでいるのが「ハッタンぼんぼり」です。

「日本昔話」に出てきそう!?これが「法乗坊の種まき桜」です。

こんなに大きな桜の木は、なかなかお目にかかれない貴重なものですの画像
こんなに大きな桜の木は、なかなかお目にかかれない貴重なものです。

羽茂地区の「大崎」という場所に、とても大きな桜の木があります。木の下に茅葺き屋根の小屋があり、まるで今にも「日本昔話」の登場人物が出てきそうな様子です。
木の高さは21m、地上から6~7mで6枝に分かれ、枝張りは東西南北ともに26mに及ぶ巨木で、実際に近くで見るとその大きさ、雰囲気に圧倒されます。

樹齢は250~300年ほどと言われ、昔、この場所にあった「法乗坊」という僧の住居に植えられた木が今まで残ったそうです。
古くから農作業を始める目安としても親しまれており、そのため「種まき桜」という名前で呼ばれています。


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