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加治川の桜並木は、かつて「長堤十里世界一」と称される名所でしたが、昭和41年の下越水害と昭和42年の羽越水害の度重なる水害から地域を守るための河川改修が取り組まれることになり、失われてしまいました。
地元の市民団体「加治川を愛する会」は、往時の加治川桜並木の復元や、市民の加治川を愛する心を育む啓発活動などに取り組んでいます。
去る4月10日(土曜日)に、春を感じながら加治川桜並木の堤防を歩く「加治川桜堤ウォーク2021」が同会主催でおこなわれました。
例年より一足早く咲いたため桜は散り始めとなりましたが、足元の菜の花がちょうど見頃を迎えており、市内外から80名を超える方々が参加されて約6kmのコースを思い思いに楽しんでいました。(所要時間約60分)
上流へ向かって歩く際は、残雪の飯豊の山々を見ることができます(加治川桜堤)
右岸側は、菜の花も楽しめます(加治川桜堤)
加治川堤防の桜並木は約19kmの「長堤十里 加治川桜みち」コースとして、県の「健康ウォーキングロード」に登録されているほか、サイクリングロードとしても楽しむことができます。
桜みちは、サイクリングやジョギングにも活用されています(加治川桜堤)
【加治川を愛する会のコメント】
右岸側の草荷公園で菜の花などの管理をしている。費用も時間も手間も掛かっているが、多くの人に訪れてもらって楽しんでもらえればうれしい。
【健康ウォーキング】
新発田地域(新発田市、阿賀野市、胎内市、聖籠町)には、このほか全部で17の「健康ウォーキングロード」が登録されています。
町並みや自然、歴史・文化などを楽しみながら手軽に健康づくりができるウォーキングのあとには、地元の農産物やスイーツ、温泉なども楽しめます。
休日は、新発田地域で過ごしてみませんか。