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持ち込まれた魚(平成22年6月7日)無眼側も黒いヤナギムシガレイ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059962 更新日:2019年9月2日更新

ヤナギムシガレイ(カレイ目カレイ科)

ヤナギムシガレイ(有眼側)の画像
ヤナギムシガレイ(有眼側)

ヤナギムシガレイ(無眼側)の画像
ヤナギムシガレイ(無眼側)

水産海洋研究所撮影
体長:16.5cm 体重:63.1g
性別:♀ 年齢:3~4歳程度

特徴・生態

学名:Tanakius kitaharai

水深50~200mの砂泥底に生息し、多毛類、甲殻類、貝類、クモヒトデ類などを食べる。
産卵期は1~2月で浅場へ移動する。年間を通じて価値が高く、高級魚として知られ干物などで流通する。

分布域:北海道南部以南の日本各地、朝鮮半島周辺、黄海、渤海、東シナ海北東部等。

漁獲の状況

漁獲日時:平成22年6月上旬(水海研へ持ち込まれた日:6月7日)
漁獲場所:新潟沖
漁獲水深:不明
漁業種類:板びき網(新潟漁業協同組合五十嵐浜支所所属)
情報提供:新潟市西区在住の一般の方から情報をいただきました。

標本魚について

  • 体の両面とも黒く、無眼側も「身厚」な印象があります。
  • 目は有眼側に1対ありました(正常なヤナギムシガレイと同じ)。
  • このようなヤナギムシガレイは、割合は少ないがみられることがありますが、全面が黒くなっているものは珍しいです。
  • 人工種苗のヤナギムシガレイでは、無眼側の一部が黒化することが知られていますが、天然魚でも確率は低いものの市場で黒化魚が見つかることがあります。

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