バラムツ(スズキ目クロタチカマス科)
バラムツ
水産海洋研究所撮影
全長:106.1cm 標準体長:91.7cm 体重:8272g
特徴
学名:Ruvettus pretiosus
- 腹部正中線に骨質隆起線がある。
- 体側鱗に骨性の棘がある。
- 尾柄部には隆起線がない。
- 側線はほぼ直線で、著しく波打たない(不明瞭)。
体側鱗の棘
採捕の状況
採捕日時:平成25年10月31日
採捕場所:佐渡市和木沖 水深300m
漁業種類:刺網
分布
北海道太平洋沖、福島県南部~土佐湾の太平洋沖、兵庫県浜坂、東シナ海、九州-パラオ海嶺;台湾南部、世界中の温帯~熱帯域
外洋性、大陸棚外縁~斜面域、海山の底層、水深400~850m(500m以深に多い)(日本産魚類検索第三版より)
その他
- 地方名:タマカマス、アブラウオ(高知)、インガンダラメ(沖縄) 英名:Oil fish
- 筋肉は脂肪含有率が高く、その脂肪の約90%が人の消化できないワックスエステルで、下痢の原因となる。1970年9月に厚生省通知により販売禁止となった(食品衛生法第6条第2号)。
- 日本海での採集は珍しく、1994年10月に兵庫県浜坂沖定置網で採集された1個体に次いで、本標本が日本海での2番目の記録となる。
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