カグラザメ(カグラザメ目カグラザメ科)

カグラザメ
佐渡地域振興局水産庁舎撮影
全長:約4m
特徴
学名:Hexanchus griseus
- 鰓孔は6対。
- 臀(しり)鰭起部は背鰭基底のほぼ中央下にある。背鰭の先端は黒くない。
- 尾柄は短く、背鰭基底と同長か、わずかに長い。
※写真の胸鰭後方の凹みは、水揚げの際に使用したロープの跡です。

頭部

尾部(中央部の上側が背鰭、下側が臀鰭)
採捕の状況
採捕日時:平成26年2月13日
採捕場所:佐渡両津湾(白瀬)、水深70m
漁業種類:定置網
分布
大陸棚および大陸棚斜面(水深2500mまで)。卵胎生。
鹿島灘、千葉県外海域、相模湾、駿河湾、土佐湾、宮古島近海;中国東シナ海大陸斜面域、台湾東北部・南部、西沙群島。全世界の温帯~熱帯域、地中海。
(日本産魚類検索第三版より)
その他
- 本種は、日本海では2010年1月31日に糸魚川市大和川沖水深120mのヒラメ刺網での記録しかない(本間ほか、2012)。したがって、2014年2月13日に採捕された個体が、日本海における2番目の記録となる。
- 採捕された個体は、国立科学博物館の筑波研究施設に搬送された。
- なお、2014年2月28日には津軽海峡(青森県大畑沖の定置網)で全長2.7mのカグラザメが採捕された。
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