ヒラメ(カレイ目カレイ亜目ヒラメ科)

特徴・生態
学名:Paralichthys olivaceus
- 水深200m以浅の砂泥域に生息し、魚類、イカ類、エビ類などを食べる。
- 5月~6月の産卵期には浅場に移動し、砂泥や砂礫域で産卵する。
- 高級魚として知られ、新潟県での水揚量は多い。
採捕の状況
標本A
漁獲日時:平成26年5月26日
漁獲場所:新潟沖
漁獲水深:50m
漁業種類:五智網(新潟漁業協同組合西蒲支所所属)
標本B
漁獲日時:平成26年6月4日
漁獲場所:東港沖
漁獲水深:96m
漁業種類:板曳網(新潟漁業協同組合岩船港支所所属)
分布
北海道オホーツク海と太平洋岸(少ない)、北海道~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、青森県~九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、屋久島;渤海、東シナ海北部、朝鮮半島全沿岸、江蘇省・福建省・広東省、ピーター大帝湾(希)
日本産魚類検索第三版全種の同定より
標本魚について
- 一般的に左ヒラメの右カレイとして知られているとおり、通常のヒラメはお腹を下にして左側に一対の目があります。
- 標本魚は右側に目があり、一般的なヒラメとは眼位逆位の右ヒラメでした。
- このようなヒラメは非常に稀で、市場で見かけることは滅多にありません。
- 眼位逆位の出現頻度はヒラメの人工種苗において1%未満と報告されており、仔魚中期の変態期において眼位が決定されます。
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