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持ち込まれた魚(令和8年5月18日)眼位逆位のムシガレイ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0833891 更新日:2026年6月22日更新

眼位逆位のムシガレイ(カレイ目カレイ科)

ムシガレイ表

ムシガレイ裏

眼位逆位のムシガレイ(上:有眼側、下:無眼側)

 

軟X線写真

標本尾鰭側の軟X線写真


水産海洋研究所撮影・測定
全長:29.3cm 体長24.5cm 体重:298.8g
眼位逆位及び尾椎骨の異常が見られる

特徴

学名:Eopsetta grigorjewi

  • 有眼側に側線をはさんで3対の玉状の紋様がある。口が大きく頭長は上顎長の3.2倍以下
  • 水深200m以浅の砂泥域に生息し、魚類、甲殻類、イカ類などを食べる。
  • 産卵期は5月~6月

採捕の状況

漁獲日時:令和8(2026)年5月18日
漁獲場所:新潟東港沖 水深約120m
漁業種類:板びき網(新潟漁業協同組合岩船港支所所属)

分布

北海道~長崎県の日本海・東シナ海沿岸、北海道~土佐湾の太平洋沿岸、瀬戸内海;渤海、黄海、朝鮮半島全沿岸、上海近海、ピーター大帝湾(『日本産魚類検索第三版』).

その他

  • 一般的に左ヒラメの右カレイとして知られているとおり、通常のカレイはお腹を下にして右側に一対の目があります。
  • 本標本は左側に目がありますが、有眼側に側線をはさんで3対の玉状の紋様があり、頭長は上顎長の3.2倍以下である等の特徴(『日本産魚類検索第三版』)が確認されたことから、眼位逆位のムシガレイと同定しました。
  • また、軟X線写真により尾鰭側約半数の尾椎骨の形成異常が確認されました。ムシガレイの尻鰭・胸鰭軟条及び脊椎骨における特徴(『日本海産ヒラメ・カレイ類』)を本標本と比較したところ、尻鰭・胸鰭軟条数及び腹椎骨数は特徴と一致しましたが、尾椎骨数は通常では32~33のところ、本標本では30しか確認できませんでした。
  • 自然界においてこのようなカレイは非常に稀で、市場で見かけることは滅多にありません。

 

(渡邉 鴻志郎)

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