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マガレイの稚魚調査を実施しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059913 更新日:2019年9月2日更新

マガレイの資源動向を把握するため、研究所では平成7年から毎年マガレイ稚魚の加入量指数を調査しています。

調査について
 今年の調査は県内の北部海域で7月~8月の間に3回行いました。調査は2つの調査地点でビームトロール網(間口4m)を曳いてマガレイ稚魚を採集し、稚魚量の目安として、曳網距離1km当たりの1歳魚(平成22年生まれ)の尾数を調べ、得られた値の平均を加入量指数としました。この指数は1歳魚を対象としているので、調査年の前年に生まれたマガレイの水準を反映しています。

結果
 今年の稚魚の加入量指数は8.8尾/kmとなり、前年および平年比(過去5カ年比)よりもやや低くなっていました(前年比88%、平年比81%)。

考察
 マガレイは3歳魚から漁獲され、近年の漁獲の主体は3~5歳魚です。これまでの調査から今年から漁獲加入する平成20年生まれの水準はやや低いですが、本年の漁獲量は前年並みになると見込まれます。しかし、前年と今年の調査結果から、平成21年および平成22年生まれの水準はやや低いもしくは低いと推定され、これらが漁獲される平成24年以降の漁獲量は低い水準で推移することが予想されます。

マガレイ1歳魚を対象とした加入量指数の推移

担当: 海洋課 中尾

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