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埋蔵文化財について知りたい方へ
新潟県内の埋蔵文化財についての情報をご案内しています。
埋蔵文化財について知りたい(埋蔵文化財Q&A)
Q1 遺跡って何ですか。
A1 遺跡とは過去の人々が活動を行った痕跡が出土(地中から発見されること)する地点のことです。
遺跡は不動産的な性質を持つ遺構(昔の建物跡や古墳など)と、過去の人々が作製した持ち運ぶことができるものである遺物(土器や石器など)に分類することができます。新潟県内では約13,000カ所の遺跡が存在しています。
これら遺構や遺跡のことを「埋蔵文化財」と言い、埋蔵文化財が発見される地点のことを「埋蔵文化財包蔵地」として保護の対象となっています。ちなみに新潟県では、埋蔵文化財として扱う範囲として、おおむね中世までに属する遺跡を、原則として対象としていますが、近世(江戸時代)又は近現代の遺跡で地域において重要なものについても対象としています。
Q2 遺跡は土の中だけに存在するのですか。
A2 埋蔵文化財は、その名前のように人が見えない地下などに存在する文化財ですので、地中のほかに湖や海に埋蔵文化財が水没している場合にも、その範囲は遺跡となります。水中にある例としては沈没した船やその積載品などが挙げられます。
Q3 発掘調査とは何ですか。
A3 遺跡は人が見えない地下に存在するために、当該地点に遺物、遺構が存在しているかを把握するには、実際に地面を掘り下げて遺跡の有無を確認する必要があります。また、すでに遺跡が存在している場所についても、その遺跡の詳細や価値を正しく理解するためには、地面を掘り下げて内容を調査する必要があります。発掘調査とは考古学的な方法で遺跡の有無やその価値を確認するとともに、遺跡の情報を適切に記録することでその内容を保存するために行います。
実際の発掘現場を見てみたい方は、新潟県埋蔵文化財センターのホームページに遺跡の現地説明会などの情報が掲載されてますので、確認してみてください。
Q4 実際に発掘されたものを見てみたい。
A4 実際に発掘されたものの一部は新潟県埋蔵文化財センターで展示しております。詳しくは新潟県埋蔵文化財センターのホームページを確認してみてください。
Q5 もっと遺跡について知りたい。
A5 発掘調査の成果を公開するものとして、現地説明会、講演会・シンポジウム等、展示会、体験学習、一般を対象とした冊子の刊行等があります。詳細については、県埋蔵文化財センターや県立歴史博物館、各市町村等にお尋ねください。
・埋蔵文化財を活用した出前授業(高校向け)・出前講座(一般向け)はこちら
・新潟県埋蔵文化財センター<外部リンク>
・新潟県立歴史博物館<外部リンク>
県内の埋蔵文化財関連施設案内
- 新潟県埋蔵文化財センター<外部リンク>
- 新潟県立歴史博物館<外部リンク>
- 新潟市歴史博物館みなとぴあ<外部リンク>
- 新潟市文化財センター<外部リンク>
- 長岡市立科学博物館<外部リンク>
- 馬高縄文館<外部リンク>
- 上越市埋蔵文化財センター<外部リンク>
- 柏崎市立博物館<外部リンク>
- 佐渡の文化財<外部リンク>
- 「佐渡金銀山を世界に」佐渡市世界遺産推進課<外部リンク>
- 農と縄文の体験実習館「なじょもん」<外部リンク>
- 津南町文化財データベース<外部リンク>
- 十日町市博物館<外部リンク>
- 縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館<外部リンク>
関連リンク
- 公益財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団<外部リンク>