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Q1-5 解析に用いたコンクリート強度は妥当か

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0042836 更新日:2010年11月17日更新

ご質問

解析に適用したコンクリート強度について、設計強度ではなく実強度を採用していることは妥当か?

小委員会の議論の状況等

東電説明

設計基準強度と実強度の差が解析結果に及ぼす影響は解析の計算過程で小さくなり、そのことは7号機で行った試算からも確認できる。

技術委員会評価

解析に適用するコンクリート強度について審議を行い、設計基準強度と実強度の差が解析結果に及ぼす影響は地震応答解析の計算過程で小さくなり、そのことは東京電力が7号機で行った試算からも確認できるとの説明に対して、安全上の問題に関する異論はなく、安全上重要な建物・構築物の耐震安全性が確保されていると判断した

技術委員会の評価

委員から、地震前のサンプルによって実強度を算定したことの妥当性を確認する質問があり、東京電力は、強度の発現状況に関する知見を示して、地震前後でコンクリート強度に大きな変動はないと説明した。
また、委員から、実強度を使った方が、建屋の剛性が高くなり、機器配管系の応答は厳しくなるため、合理的であるとの意見があった。
技術委員会としては、解析の条件であるコンクリート強度に実強度を採用することは妥当なものと判断した。

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