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Q6 原子炉格納容器に損傷を与えることはないか

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0042965 更新日:2010年11月17日更新

ご質問1

鉛直方向の振動の強さによってはメイルシヤラグがめくれ、さらに格納容器に損傷を与えることはないか?

ご質問2

地震の揺れの大きさ・揺れ方・方向などは、人間の計算や想定を超えることが十分あり得るのではないか?

小委員会の議論の状況等

委員意見

当該評価は原子炉格納容器が変形しないとの前提に立つものであり、実際には変形を考慮しての解析が必要ではないか。

東電説明

地震時に、スタビライザ(ストッパ)がメイルシヤラグを押したとしても、原子炉格納容器壁面に発生する応力は最大箇所で評価基準値380MPaに対して最大箇所で僅か7MPaである。

委員意見

地震による事故が発生した時の原子炉格納容器のあらゆる状態を考慮してもストッパは機能するのか、また、設計上の不確実性と安全率をどのように考えているのか。

東電説明

基準地震動Ssに対する各機器の耐震安全性は確保されていると評価しているので、地震により格納容器が異常な状態になるような事故は起こらず、ストッパは設計どおり機能し、設計規格等で規定されている評価基準値を満足しているので安全は確保されている。

技術委員会の評価

委員から、冷却材喪失事故が発生した時のスタビライザの熱膨張による格納容器への影響等について確認する質問があった。
東京電力は、事故時に放出される熱量等を示した上で、格納容器内が不均一に熱膨張することはないと説明し、委員からはそれを妥当とする意見があった。
技術委員会としては、スタビライザの耐震強化によって、格納容器に影響を与えることはないと判断した。

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