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24時間 365日いつでも案内します!~糸魚川駅改札前観光案内所「アバター接客さくらさん」~3(新潟の未来図鑑withデジタル)
糸魚川観光大使「ヒスイレディ」(見習い)
佐藤 さくらさんを導入して地域住民の皆様からの反応は何かありますか?
中澤 毎年3名ずつ当観光協会が主催して「ヒスイレディ」という糸魚川市観光大使を認証していますが、さくらさんも「ヒスイレディ」見習いとして観光の盛り上げ役としたところ、前を通る子どもたちからも「さくらちゃんだ!」と呼んでもらったりしています。観光マスコットとして定着してきていると感じています。
佐藤 グッズとかは販売しているのですか?
中澤 グッズの販売はまだしていませんが、そういったものがあるとまた観光振興に効果があるかもですね。
佐藤 このさくらさんをきっかけにいろいろな分野間の連携、例えばバスでいうと観光情報に応じた形でオンデマンドにするとか、可能性がたくさんあると思います。
中澤 そうですね。観光地に行くまでの手段として車があればいいのですが、バスでとなるとなかなか難しいという場合もあります。
佐藤 運用しているとどんどんデータが蓄積してくるので、先ほど少しお話ありましたが、そのデータを解析して次の取組につなげていくと。データ解析をしているといろいろな可能性が見えてくると思いますが、その辺はどうですか。
中澤 データ解析とは少し違いますが、運用を続けているうちに自ら学習して成長しているので、例えば駅の近くのカフェを訪ねると私が知らない地元のカフェを案内するなどといったこともあります。
佐藤 地元の人だけが知っている穴場的なところを案内されるとちょっと嬉しいですよね。
中澤 これもデータ解析とはちがいますが、実はデジタルサイネージ的にも使えるということで、お祭りやイベント情報などの宣伝にも利用しています。ただ単にお祭り情報を表示するだけではなく、呼び込みというか数分おきにアナウンスをさせることができるので、今日はこんなイベントがありますよとさくらさんが発信するという形で宣伝隊長も務めています。
佐藤 前を通ったときにさくらさんが話しかけてくるような画像で動きがあると気になりますよね。観光宣伝としてさくらさんがCMとか動画に出てくるというもの面白そうな気がします。
中澤 今のところそういった計画はないですが、面白そうですね。