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デジタルを活かしたまちづくり!~にいがたなびアプリ「にプリ」~1(新潟の未来図鑑withデジタル)
新潟市都市政策部 政策監 宮崎 博人 さん
BIPROGY株式会社 新潟支店 支店長 芝山 英司 さん
戦略事業推進第二本部 事業推進二部 事業開発プロジェクト 担当部長 箱崎 浩大 さん
インタビュアー 新潟県 知事政策局 参与(デジタル改革担当) 佐藤 久信
新潟市では、新潟駅、万代、万代島、古町をつなぐ2kmの範囲を「にいがた2km(ニキロ)」と名付け、ワクワクするまちづくりに繋げていきたいと様々な取組を進めています。そんな中、民間事業者で構成する『にいがた地域共創事業体設立プロジェクト』が「にプリ」というアプリの提供を始めました。どんな取組なのでしょう!?
公民連携で進める「にいがた2km」の まちづくり
佐藤 「にいがた2km」はどのような取組なのですか?
宮崎 新潟市も人口流出が最大の懸念事項となっていまして、事の発端は地域課題の解決ということなのです。人口流出の対策は単純に若者だけでなく、子育ても含めて考えなければならないので、幅広い政策になります。人口流出を解決する一つの取組として、都心の魅力を高めようと始めたプロジェクトだったのです。新潟市の開発機運がここ数十年盛り上がらなかったのですが、新潟駅がリニューアルして全線高架化したことで、バスとの連結をうまくして、人の流れをつくり、新潟駅にとどまらず、その周辺から、万代、万代島、古町までの概ね2kmの全域に広げて開発機運を盛り上げようという取組なのです。ハード整備だけでなく、ソフト部分の取組も含めて、「にいがた2km」と総称しています。公民連携してやっていこうという中で、新潟駅と万代エリアでは、「新潟駅・万代地区周辺エリアプラットフォーム」を設立し、その中でアプリも検討しました。
佐藤 皆さんで知恵を出し合っていろいろなことをやっていこうということなのですね。
宮崎 地域スポットではなく、2km全域で盛り上げて、物やサービスを買っていただき、お店の方が儲かり、新潟市の税収も上がる、経済が回る仕組みをつくっていきたいと考えています。そして、その恩恵を市民の皆さんに伝えていきたいのです。