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【上越】飲酒とこころの健康について
お酒は、適量であればストレスや緊張をやわらげてくれる効用があります。
一方、お酒に含まれるアルコールには依存性があり、習慣的に多量の飲酒を続けることは「アルコール依存症」に至る危険性があります。
依存症になると、心身の健康を損ねるばかりか、対人関係や仕事面でも問題を生じさせるなど、生活上の困難に陥る可能性もあり注意が必要です。
飲酒と睡眠
アルコールは睡眠導入効果はありますが、睡眠の質を低下させ、寝付きは良くても深い眠りは得られにくいことが知られています。「寝るため」の飲酒は避けましょう。
飲酒とうつ病
大量のお酒を長期にわたって飲み続けることは、うつ状態を招きやすいと言われています。さらに、うつ病の人やアルコール依存症の人はそうでない人と比べて、自殺の危険性が高いとも言われています。
アルコール依存症について
大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症です。
アルコール依存症は、いったんお酒をやめても、その後また飲むと元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒をする必要があります。
アルコール依存症のサイン・症状
- 飲酒の量や時間を自分でコントロールできなくなる。
- いつも手元にお酒がないと落ち着かない。
- 酔いがさめると、手の震えや発汗、けいれん、幻覚などの離脱症状(禁断症状)が出る。
アルコール依存症は治療で回復できる病気です。上記のようなサイン・症状に気づいたら、早めに治療することが大切です。
「アルコール関連問題啓発週間」を知っていますか?
お酒は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものである一方、不適切な飲酒は様々な問題を引き起こします。
平成25年12月に「アルコール健康障害対策基本法」が成立し、平成26年6月に施行されました。
アルコール健康障害対策基本法では、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、11月10日から16日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定め、普及啓発の取り組みを行っています。
相談窓口
飲酒に関することでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
上越地域振興局健康福祉環境部(上越保健所)地域保健課
電話番号 025-524-6132