本文
【上越】エイズ(HIV感染症)について
エイズについて知る
エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し起きる病気です。
免疫が低下することで、健康な時には発症しない感染症などを発症します。
HIVに感染してもすぐにエイズになるわけではありません。
数年から数十年かけて免疫が低下し、エイズを発症します。
HIVの感染経路
HIVが含まれる体液(血液、精液、膣分泌液、母乳)が粘膜や皮膚の傷口から血液の中に入ることで感染します。
HIVの感染経路は、性的接触、血液感染、母子感染です。
1 性的接触
最も多い感染経路です。
HIVに感染した人とコンドームを使用しないセックスをすることで、精液や膣分泌液を介して感染します。
2 血液感染
薬物の回し打ちといった注射針の共有などでHIV感染者の血液が体内に入り感染します。
3 母子感染
HIV感染者である母親から、妊娠、出産、授乳時に子どもへ感染します。
母親がHIVに感染していても、適切な処置で子どもへの感染をほぼ防ぐことができます。
HIV感染後の症状
数年から数十年かけて、免疫機能が低下し発症します。
自覚症状がなくても、他の人への感染力はあります。
HIV感染
自覚症状がほとんどありません。
感染から数週間後に、インフルエンザや風邪のような症状(発熱、頭痛、喉の痛み等)がでることがあります。
無症候期
自覚症状はほとんどありません。
HIVが体の中で増え続け、免疫機能が少しずつ低下してきます。
エイズ発症
免疫機能が低下し、さまざまな感染症などにかかりやすくなります。
HIVの感染を確認する
HIVに感染しても、無症状の期間が続くため、検査をしなければHIV感染の有無はわかりません。
エイズを発症して初めて受診し、HIVの感染に気付いたケースもあります。
これは「いきなりエイズ」と呼ばれ、日本の1年間のHIV感染症の届出のうち、約3割を占めています。
HIV感染を早く知り、早期に治療を開始することでエイズの発症を遅らせることができます。
感染の心配がある方は積極的にエイズ検査を受けましょう。
上越保健所の検査についてはこちら
新潟県内の検査についてはこちら
全国の検査についてはこちら<外部リンク>
HIV感染を予防する
HIV感染を予防するためには、体液(血液、精液、膣分泌物、母乳等)に触れない工夫が必要です。
性行為での感染を防ぐ
NO SEX(ノーセックス)
不特定多数の人や見知らぬ人と性行為をしないことも予防のための一つの方法です。
SAFE SEX(セーフセックス)
お互い感染していないことを確認しておくことも大切です。
SAFER SEX(セーファーセックス)
性行為(膣性交・肛門性交・口腔性交)の時、コンドームを正しく使用することが有効です。
血液での感染を防ぐ
注射の回し打ちはしません。
カミソリ、歯ブラシの共有はしません。
母子感染を防ぐ
母親がHIV陽性の場合でも、妊娠中の服薬、帝王切開による出産、人工栄養(粉ミルク)での養育など、
適切な措置をとることで、赤ちゃんへの感染率を1%以下に抑えることができます。
HIV/エイズについて詳しく知りたい
エイズ予防情報ネット<外部リンク>
HIV検査・相談マップ<外部リンク>