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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号74)
島を守る「風の三郎様」(珍風景番号74)
風の強い日が多い冬場。特に、周りを海に囲まれた粟島では風は大問題。強風が続くと、生活用品を運ぶ船が止まったり、漁に出られなかったりして、生活に大きな影響が出てしまいます。粟島観光の経験がある人の中には、「船が揺れて大変だった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時、島民が訪れるのが「風の三郎様」です。
風の三郎様は、内浦集落にある大木の窪みに祀られています(写真:石の祠が風の三郎様)。「三郎様」は、長野県や福島県などにも伝わる神様で、風水害から村や農作物を守ってくれると信じられています。
漁業が盛んな粟島では、海の安全を祈るため、漁業に携わる方々を中心に信仰されています。周りを海に囲まれた離島ならではの苦労を感じるスポットでした。
ちなみに、村上地方では当てにならないことを「粟島の暇乞い(いとまごい)」と言うそうです。村上に来た粟島の人が、泊まっていた宿に挨拶をして帰ろうとしても、海が荒れて帰れなかったりして、予定がなかなか立たないことからきた表現のようです。そうしたことがないように、粟島では今も風の三郎様が大切に祀られているのです。
穏やかな粟島の海。
これまでの珍風景
一口で二度おいしい?鮭のアイス(珍風景番号73)
バニラとサーモンの絶妙なコラボレーション!
掲載日:平成25年1月18日
日本一の丸山大橋(珍風景番号72)
関川村には、大蛇の他にもうひとつ日本一があるんです!
掲載日:平成25年1月11日
鮭太郎が詣でる神社(珍風景番号71)
村上では鮭も神社に参拝するらしいです。
掲載日:平成25年1月4日
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