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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号106)
砕氷艦のスクリュー(珍風景番号106)
高さ2メートル、重さは3.5トンもあります。
岩船港には、かつて南極観測隊の隊員・物資の輸送に使われていた砕氷艦「しらせ」(初代)のスクリューブレードが保存展示されています。
昭和57(1982)年から平成20(2008)年まで25回の南極観測に活躍した「しらせ」は、文部科学省所有でしたが運用は海上自衛隊が行っており、海上自衛隊横須賀地方隊に所属していました。そのため、砕氷船ではなく砕氷「艦」と呼ばれていました。全長134メートル、基準排水量は11,600トンもあり、170名の乗組員と60名の観測隊員が乗っていました。当時は自衛隊最大規模の艦艇で、当然ながら、運航に当たっていた170名の乗組員は、全員海上自衛官でした。
「しらせ」は平成20(2008)年7月に退役しましたが、船体から外されたスクリューブレードのうちの1枚が村上市に無償貸与され、平成22(2010)年6月からここ岩船港に展示されています。
「しらせ」にはスクリューが3つあり、1つのスクリューには4枚のブレードが付いていました
「しらせ」は、南極の昭和基地近くにある白瀬氷河に因んで名付けられました。白瀬氷河の名前は、明治45(1912)年に日本人初の南極探検を行った白瀬矗(しらせのぶ)陸軍中尉に由来しています。
退役した「しらせ」の船体は民間が所有し、千葉県船橋港に係留されています。
現在、南極観測隊の輸送は、平成21(2009)年に就役した「しらせ」(2代目)が行っています。
平成25年8月に入港した掃海艇あいしま・みやじま
岩船港には、海上自衛隊の艦艇がしばしば立ち寄ります。その際には、歓迎式典や一般公開が行われています。
こうした縁もあり、地元の熱意に応えて、しらせのスクリューブレードが村上市に貸与されました。
これまでの珍風景
お隣とは壁一枚(珍風景番号105)
村上の町屋、ちょっと変わっていると思いませんか?
掲載日:平成25年12月6日
子連れの狛犬(珍風景番号104)
社殿前の狛犬をよく見ると子犬が!
掲載日:平成25年11月29日
道路の植え込みにも村上らしさ(珍風景番号103)
「北限の茶所」村上の道路の植え込みには
掲載日:平成25年10月18日
6・3・3制発祥の地(珍風景番号102)
日本の教育制度に大きな役割を果たした珍風景
掲載日:平成25年9月20日
絶景の展望台(珍風景番号101)
岩山の頂上になにやら建物が
掲載日:平成25年9月13日
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