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【新津】排水機場等の建設事業とポンプ整備工事
排水の改良事業(昭和41年、42年の水害を契機に事業化へ)
「国営新津郷農業水利事業」、「県営かんがい排水事業」
大秋と覚路津の排水機場に排水が集まります
昭和41,42年の集中豪雨により田畑や住宅に甚大な被害を受けた新津郷では、この水害を契機に用排水を抜本的に改良するため、昭和47年に国営新津郷農業水利事業を、昭和50年に附帯県営かんがい排水事業を開始、平成8年に全事業を完了しました。
大秋排水機場は、総事業費52億円をかけ昭和54年(1979年)7月完成しました。
覚路津排水機場は、総事業費32億円をかけ昭和57年(1982年)4月完成しました。
2つの排水機場は、昭和59年10月からは新潟県(新津農業振興部)が管理しています。
地域の変状とあらたな課題
新津郷地区の排水区域では急速な都市化と社会情勢の変化により、計画時に比べ約700ヘクタールの農地が道路や宅地に転換されました。
さらに開発に伴う丘陵地での「土取り」等で保水機能の減少や、多発する局地的な豪雨等、現施設の役割と能力を越える対応が地域から求められ、これからの課題となってきています。
大秋排水機場6号ポンプ分解整備工事
ポンプは機器が泥まじりの水中にあるため、定期的に工場で分解整備して機能を維持する必要があります。
平成23年度に6号ポンプ(口径2,100mmチューブラ型)の分解整備工事を行いました。
前回整備後17年ぶりの工事経過を掲載します。
平成23年10月-ポンプを分解しています
水中にあったポンプが見えてきました
ポンプを工場へ送ります
平成23年11月-工場で分解しています。
工場に到着、分解を始めます
バラバラにしてチェックします
平成23年12月-ポンプ部品をチェックしています。
たくさんの歯車を、ひと山ずつチェックしています。
ひび割れ、曲がり、へこみなどを調べています。
平成24年2月初~中旬-工場整備が終わり、ポンプが帰ってきました。
組立検査後、排水機場へ輸送します。
整備して「ぴかぴか」になったポンプスクリュー
平成24年2月下旬-ポンプを組み立てています。 もう少しで完成です。
化粧直しの終わったポンプ
芯出しと呼ばれる調整作業中です。
平成24年3月-6号ポンプ整備が終わりました。これから7台で頑張ってもらいます。
6号ポンプ塗装完了
大秋排水機場ポンプ7台