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【佐渡】大野川ダム
大野川ダムの概要 【堤体が曲がっているダム】
大野川ダムは、大地山に源を発し、国府川に合流する大野川に建設された重力式コンクリートダムです。昭和42年の羽越水害を経て、昭和44年に調査を開始し、総事業費59億1千万円をかけ、昭和53年10月に完成しました。規模は堤長183m、堤高47m、総貯水容量1,390,000立方メートルあり、洪水調節、かんがい用水補給、水道用水供給を目的としています。
ダムの設計段階で、地質調査の結果から安定した地盤上にダム軸を設定したところ、左岸側が折れる構造となりました。
大野川ダムの正面写真
洪水時の写真(平成10年8月4日撮影)
ダムの働き
- 洪水調節
ダム地点で計画高水流量毎秒86立方メートルのうち毎秒75立方メートルの洪水調節を行うことで、大野川流域の水害を防除します。 - 流水の正常な機能の維持(かんがい用水の補給)
新穂地区清水寺下流の大野川沿い280.3ヘクタールの既成耕地にかんがい用水の補給を行います。 - 上水道用水の確保
新穂地区の上水道用水1日あたり1,000立方メートル(毎秒0.0115立方メートル)の取水を可能にします。
ダムの情報
- 大野川ダムの図面、諸元など
- 大野川ダムへの交通案内(アクセス)
- 現在の大野川ダムの流入量、放流量など(県河川防災情報システムにリンクします)<外部リンク>
- 現在の雨量や水位の情報(県河川防災情報システムにリンクします)<外部リンク>