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Niigata選挙カレッジ活動内容(平成25年度:10月~3月)
10 第8回選挙カレッジ(平成25年10月5日)
「政治家等との意見交換会」と「若年層向け啓発事業」について、話し合いました。特に「若年層向け啓発事業」について、これまでの討議結果や各カレッジ生の報告をもとに、より効果的な若年層向け常時啓発事業について検討しました。カレッジ生の意見は、以下のとおりです。
- ア 「政治家等との意見交換会」のテーマ設定
- テーマは、2つとする。
- 1つめのテーマは、議員との距離を縮めるもの(例:身近な話)とする。
- 2つめのテーマは、投票率を上げる方法とする。
- イ 「若年層向け啓発事業」の方向性
- 出たアイデアを項目別に分けると、「啓発資材」「選挙時」「大学連携」「カレッジ」「意見交換」「イベント」「教育」「施設」「SNS」等を利活用した常時啓発が有効との意見となった。
- 今後のカレッジの取組として、どのテーマについて行うかカレッジ生に決めてもらったところ、「SNSを利用した啓発事業」となった。
- ウ 次回への課題
「SNS」を利用した啓発事業について、他県等での実施状況や課題等を各自検討することとしました。
11 第9回選挙カレッジ(平成25年11月9日)
「政治家等との意見交換会」と「SNSを利用した啓発事業」について、各カレッジ生の報告等を参考にし、検討しました。カレッジ生の意見は、以下のとおりです。
- ア「政治家等との意見交換会」における出席議員への質問内容
次の優先順位で質問し、後は当日の流れで臨機応変に対応することとした。- 位 中学、高校ではどのような生徒だったか、生徒会長などをしていたのか。
- 位 ご自身が所属している議会がある地域のおすすめを教えてください。
- 位 公的な仕事におけるワークライフバランスを教えてください。
- イ「SNSを利用した啓発事業」の方向性
- フォロー数やコメント等の投稿したことへの反応には期待せず、とりあえずやっていた方がよい。
- どちらか1つならFacebookだが、できることならTwitterもやり、うまく棲み分けさせるのがよい。
- フォロー数を増やすような掲載内容が大事。
12 大学生と若手議員による意見交換会(平成25年11月20日)
これまでのカレッジでの討議結果を県明るい選挙推進協議会に提言し、「大学生と若手議員による政治・選挙に関する意見交換会(主催:県明るい選挙推進協議会)」を実施することとなりました。
意見交換会は、県内の若手市町議会議員3名を招き、パネル座談会とグループ討論の2部構成で実施されました。
第1部のパネル座談会では、県明るい選挙推進協議会の貝瀬会長の司会・進行のもと「どうして議員を目指したのか」「議員として活動してみての手応えは」の質問に若手議員の皆さんが答えていました。
カレッジ生も「地域のお勧めを教えて欲しい」「あこがれの人はいますか。どういう議員を目指しているか」などの質問を行いました。
第2部のグループ討論では、若手議員と大学生を3グループに分け、「若者を政治や選挙に参加させるためにはどうしたらよいか(若者の政治参加への向上策)」をテーマに討論し、各グループ毎に発表しました。
- グループの主な提案内容
- ネットを使った告知やネットのツールの重要性
- 地域行事において、政治に関わる場の構築
- カレッジのような討論会を一般学生を交えて行う
- 全議員や全候補者のホームページにリンクを張る(ネットを利用)
- 投票所でフリーマーケットをする
- グループの主な提案内容
- SNSを活用して、身近さをアピールする。
- 投票者参加型(ネットを通じて一種のコミュニケーション)
- 同世代の議員を増やす
- グループの主な提案内容
- メディアの活用
- 選挙カレッジの継続
- 教育(高校でカレッジが出前授業)
参加した学生にとっては政治家との距離が縮まり、政治参加の意識が向上するものとなったようです。以下、参加した学生の意見です。
- 自分たちが投票で決める議員が、どのような方で、どのような活動をしているのか知ることができ、とても参考になった。
- 政治家が身近な存在だと感じたと同時に、政治も自分にとって身近なものだと思えた。
- 固くて、見えない部分が多くて、失礼ではあるが、正直、私達の為に何をしているんだろう。働いているのかな?などという悪いイメージがあったが、「あの政策を支持すれば良かったかなと思って、眠れない日もある」という言葉を政治家の方から聞いて、精一杯、働いてくださっているのだと頭の下がる思いになった。
パネル座談会での様子
グループ討論の様子
討論結果の発表の様子
出席者による記念撮影
13 第10回選挙カレッジ(平成25年12月11日)
新潟市議会(本会議)における一般質問を傍聴した後、議会傍聴を受けての率直な感想や地方議会のあり方について話し合い学習を行いました。
地方議会のあり方について、次の2つの立場(考え方)のメリットとデメリットを話し合いました。
- 議員定数を少なくして、議員の専門性を高める方向性
- 議員定数を多くして、住民の意見聴取機能を高める方向性
カレッジ生の意見は、以下のとおりです。
- 1と2のいずれかを選ぶことは難しく、団体規模や地域事情によって選択が異なるので、このように議論するのが大事。
- 専門性を高め過ぎると専門家(学者や行政)に意見を聞けば済むこととなるが、専門家の意見と住民の意見が対立したときは、住民の意見を代弁する機能が必要。
- そうした観点からすると、議員は市民感覚・目線と同じであり、ある程度の専門性が必要。専門家と住民のそれぞれに対して説明や意見をいうなど、パイプ役としての(調整)機能が求められるのではないか
14 第11回選挙カレッジ(平成26年1月25日)
県選挙管理委員会が作成する「若年層向け選挙啓発冊子」に関して、カレッジ生が企画コンペティションの審査員として参加しました。
※ カレッジ生の意見を反映した「若年層向け選挙啓発冊子」は、市町村を通じて成人式で配布するほか、各大学祭等においても配布する予定です。
審査の様子
15 第12回選挙カレッジ(平成26年2月13日)
新潟市東区明るい選挙推進協議会・選挙管理委員会と連携して、新潟市東区が実施する常時啓発事業(デザート議員選挙)に候補者役として参加しました。
※ 「デザート議員選挙」とは、将来、有権者となる小学生に、実際の選挙と同じように投票・開票の事務を体験してもらうもので、今回は「六送会」(6年生を送る会)での給食のデザートを選ぶ議員選挙を実施しました。
演説の様子
16 第13回選挙カレッジ・修了証交付式(平成26年3月7日)
カレッジ生が1年間の活動の感想などを述べた後、「今後の選挙カレッジの活動内容等について」「選挙カレッジの運営方法について」の2つのテーマで意見交換を行いました。意見交換の主な内容は次のとおりです。
- ア 「今後の選挙カレッジの活動内容等について」
- カレッジ生募集の際に、協力できるのではないか。
- 今年度の若手議員との意見交換会のように、カレッジ生の意見が実現する様なことがよい。そして、できればカレッジ生が企画して主体となる活動がよい。
- 今年度はカレッジ生だけでの活動が多かったが、来年度はカレッジ生以外にも広がる様な活動がよい。
- イ 「選挙カレッジの運営方法について」
- 月1回の定例会を土曜日の午後に開催するなど回数や時間については、今年度のままでよい。
- 定例会の他にも、各種行事に参加できたので、このくらいで十分ではないか。
- 定例会に30分程度、講義の時間がもう少しあっても良かった。ただ、その都度の定例会と関連した講義内容がよい。
意見交換の後、県明るい選挙推進協議会会長からカレッジ生に修了証を交付しました。
意見交換の様子
修了者による記念撮影