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多重債務相談事例 No.5 ヤミ金から借りるしか方法はないの?
2011年07月12日
相談内容
6年前に会社の業績が悪化し、給料が1月3日になり生活費の補填で消費者金融から借入れした。その後、妻が入院し、医療費の負担も重くなり借金返済の為借りては返す悪循環となってしまった。積もり積もって自分の借金は340万円、妻は160万円となり毎月の返済は夫婦で15万円になった。現在は失業中でアルバイトも見つからず生活も困窮している。消費者金融からの借入もできず、無登録業者とは分かっているが夫婦でヤミ金から借りるしかないのだろうか・・・(50代:男性)
アドバイス
消費者金融との取引期間は4年ほどで、最初の金利は25%でしたがすぐに15%になったとのことなので、金利の見直し(「引直し計算」)を行っても、借金の総額が、大幅に減じることは見込めません。妻は、これからも通院加療が必要で、相談者も求職活動しているものの、なかなか就職も決まらない状況です。このままでは返済の見込みも立たないことから、相談者の早期生活再建を目指し、「自己破産」という手続きを考えてはどうか、また、生活保護の申請をしてはどうかと助言しました。
(ポイント)
「自己破産」とは、地方裁判所に破産の申立てをして、債務の支払いを免除してもらう方法です。
「メリット」
・裁判所から免責が許可されれば、全ての債務を免れます。(税金は免除されない)
・給与の差押さえ等は止められます。
「デメリット」
・最低限の生活資材を除いて、住宅等の財産を失います。
・借金の原因によっては免責されない場合があります。(ギャンブル等)
・免責が許可されるまで一定の職に就けません。(「保険外交員」等)
「自己破産」とは、地方裁判所に破産の申立てをして、債務の支払いを免除してもらう方法です。
「メリット」
・裁判所から免責が許可されれば、全ての債務を免れます。(税金は免除されない)
・給与の差押さえ等は止められます。
「デメリット」
・最低限の生活資材を除いて、住宅等の財産を失います。
・借金の原因によっては免責されない場合があります。(ギャンブル等)
・免責が許可されるまで一定の職に就けません。(「保険外交員」等)
<ヤミ金業者から絶対に借りない>
ヤミ金業者(貸金業の登録をしていない業者)からの借入は絶対にやめましょう。
違法な高金利のため、返還請求額は雪だるま式に膨れ上がり、あっという間に返済不能となります。そして厳しい取り立てにあい、精神的に追い詰められてしまいます。
「低金利で融資」「他店で断られた方でもOK」など甘い言葉に注意しましょう。
ヤミ金業者(貸金業の登録をしていない業者)からの借入は絶対にやめましょう。
違法な高金利のため、返還請求額は雪だるま式に膨れ上がり、あっという間に返済不能となります。そして厳しい取り立てにあい、精神的に追い詰められてしまいます。
「低金利で融資」「他店で断られた方でもOK」など甘い言葉に注意しましょう。