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バリアフリーまちづくり事業
新潟県では障害のある人もない人も誰もが安心して暮らせるまちづくりの理念の基に「福祉のまちづくり」を推進しています。
「バリアフリーまちづくり事業」では誰もが安全・安心に通行できる歩行空間の確保を目的として県内各地で「歩道整備」、「信号機等交通安全施設整備」、駅等の旅客施設の「エレベーター整備」を行っています。
整備の基本方針
- 面的整備
市町村道の歩道整備事業等と連携し、連続したネットワークとなるよう面的な整備に努めます。 - 重点的整備
市町村や地域振興局に寄せられる要望などから、障害者や高齢者等のニーズを把握し、障害者や高齢者等の利用が多い公共的施設周辺において整備効果の大きい箇所の重点的な整備を進めます。 - 事業執行の確実性
短期で事業効果を出すため、用地取得等に必要な地権者等の確実な同意が見込めるなど、事業執行の熟度が高い箇所について、事業着手から概ね3年以内に完成することを目標とします。
※信号機等、駅のエレベーター整備については1年度内の完成を目標とします。
実施内容
歩道整備
- 実施主体 県
- 整備対象 県管理道路
- 実施内容 歩道の新設や改善により、歩きやすい歩行空間を作ります。
(例)歩道の幅を広げる
歩道の段差を解消する
歩道に注意喚起用床材及び誘導用床材(点字ブロック)を敷設する - 工事例 新発田市本明地区:歩道改善(平成27年度)
施工後
施工前
信号機等交通安全施設整備
- 実施主体 県
- 整備対象 県内全域の歩行者関連信号機等
- 実施内容 視覚に障害のある方が安全に道路横断できるよう、信号機やエスコートゾーンなどを設置します。
(例)音声案内付き押しボタン式信号機の設置
信号機用付加装置(視覚障害者用付加装置、音響式歩行者誘導付加装置、経過時間表示付歩行者灯器等)の設置
エスコートゾーン(横断歩道用点字ブロック)の設置 - 工事例 佐渡総合病院前:音声案内付き押しボタン式信号機を設置(平成27年度)
エレベーター整備
- 実施主体 市町村
- 整備対象 旅客施設のエレベーター及びエスカレーター
- 実施内容 一定の条件を満たした駅などの旅客施設において、エレベーター等を設置する際に、補助を行う市町村に、県が補助金を交付します。
- 工事例 見附駅:エレベーターを設置(平成22年)