阿賀野川流域下水道新井郷川浄化センター(新潟市北区名目所)において下水処理過程で発生する消化ガスについて、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証(注1)を日本で初めて取得しました。
この消化ガスは、三菱ガス化学株式会社新潟工場においてバイオメタノールの原料として利用するため、令和5年6月に売却に関する基本協定を締結(注2)し、令和6年2月下旬よりガスの引渡しを開始していたものです。
新井郷川浄化センターで発生する消化ガスのISCC PLUS認証取得により、三菱ガス化学株式会社が消化ガスを原料に製造するバイオメタノールをISCC PLUS認証品として取扱うことが可能となります。
また、同社によると、下水処理場で発生する消化ガスからのバイオメタノール生産は日本初とのことです。
この取組は、「新潟県2050年カーボンゼロの実現に向けた戦略」や「新潟県カーボンニュートラル産業ビジョン」にも即したものであり、引き続き下水道資源の有効活用に取り組んでまいります。
注1 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification )が展開する ISCC PLUS 認証は、原材料が持続可能であることを、グローバルなサプライチェーン上で管理・担保する国際認証です。
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