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平成20年2月定例会(第6号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002393 更新日:2019年1月17日更新

平成20年2月定例会で上程された発議案

介護保険制度の改正に関する意見書

第6号発議案

 介護保険制度の改正に関する意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成20年3月19日


提出者 厚生環境委員長 佐藤 莞爾

新潟県議会議長 長津 光三郎 様

介護保険制度の改正に関する意見書

 少子高齢化の進展、家族像の変容が進む中で、介護保険は介護を必要とする者だけでなく、高齢者を支える家族や地域にとっても、ますます重要な制度となっている。
 そうした中で、介護予防に重点が置かれた改正介護保険法により、軽度の要介護者のサービス給付内容が再編され、また、介護老人福祉施設等の利用にかかる食費や光熱水費・居住費が自己負担となった。
 介護保険を持続可能な制度とすることは、これからわが国が迎える超高齢社会において、国民が安心かつ安定して暮らしを営むために欠かせないものであるが、サービス水準を低下させ、新たな自己負担の導入によって介護保険が使いづらいものとなっては、介護保険制度創設の主旨を大きく損ねることとなる。また、制度を運用するにあたっては、介護保険制度の信頼を高めていくことが肝要である。
 よって国会並びに政府におかれては、介護保険制度の安定と充実のために、次の事項を含む施策を早急に実施するよう強く要望する。

  1. 要介護認定にバラツキがでないよう、認定基準の適正化をはかること。
  2. 療養病床再編については、介護療養型老人保健施設等への転換を円滑に進め、良質な介護・医療が提供できる体制を整備すること。
  3. 介護職員の労働条件の改善と資質向上の取組の拡充を図ること。
  4. 介護事業者が適切に事業を行うよう、指導・監督を強化すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年3月19日

新潟県議会議長 長津 光三郎

衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 江田 五月 様
内閣総理大臣 福田 康夫 様
財務大臣 額賀 福志郎 様
厚生労働大臣 舛添 要一 様

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