本文
平成14年9月定例会（長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告）
平成14年9月定例会 長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告（9月25日）
委員長 天井 貞
長期計画・大型プロジェクト対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、9月5日に会議を開催し、新潟スタジアムの今後の運営方針について及び万代島再開発事業について調査を行いました。
最初に土木部長から新潟スタジアムの今後の運営方針について、港湾空港局長から万代島再開発事業について及び万代島周辺道路等に係る改善内容について、産業労働部長から新潟コンベンションセンターのコンベンション誘致状況についてそれぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
- 新潟スタジアムの今後の運営方針に関連して
- スタジアム内に設置されたスポーツ医科学センターの県のスポーツ振興に向けた積極的な活用の必要性について
- 年間の維持管理費の具体的内容について
- アルビレックス新潟がＪ1リーグに昇格した場合の施設使用料について
- コンサートの開催が芝に与えた影響に対する所見について
- 飲食店の設置などスタジアム内の多様な利用を検討する必要性について
- 財団法人新潟県都市緑花センターへ管理委託した後も県として十分な体制で運営にかかわる必要性について
- 利用計画において年度ごとの具体的な数値目標を設定する必要性について
- 県立万代島美術館に関連して
- オープンに向けての準備状況について
- 年間の維持管理費の見込みについて
- 柏崎市に開設が検討されている県立美術館との性格の相違について
- 万代島再開発事業に関連して
- コンベンションセンターの稼働率を面積や料金など様々な面から算出し分析する必要性について
- クレーン落下事故の原因と補修の終了時期の見込みについて
- 展望室の維持管理費の見込みと入場料の無料化に対する検討状況について
- 周辺の交通アクセスの向上に向けた新潟魚市場移転後の跡地利用を早急に検討する必要性について
- 周辺道路における万代島への分かりやすい案内標識の設置に対する検討状況について
- 万代島ルート線の整備進ちょく状況について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
- 新潟スタジアムの運営に当たっては、県民のスポーツの振興を本来の目的としているが、多額の維持管理費が見込まれる中で収益の多いコンサート等のイベントの開催を中心に運営が行われることが懸念されるので、本来の目的を十分踏まえたうえで運営されるよう県として努めるべきとの意見。
- 万代島再開発事業における業務ビルへのテナントの誘致に当たっては、近隣のオフィスビルにおける空き室が更に増加することが予想され、民業圧迫につながるおそれがあるので、県としても十分な配慮を行うべきとの意見。
以上をもって報告といたします。
