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平成15年2月定例会(長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告)
平成15年2月定例会 長期計画・大型プロジェクト対策特別委員長報告(2月17日)
委員長 天井 貞
長期計画・大型プロジェクト対策特別委員会における12月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、2月6日に会議を開催し、第64回国民体育大会開催準備について及び国際交流基盤の強化に向けた港湾・空港の整備について調査を行いました。
最初に教育長から第64回国民体育大会開催準備について、港湾空港局長から港湾・空港の整備についてそれぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
- 第64回国民体育大会開催準備に関連して
- 競技力向上に向けた取組状況について
- 競技力向上に向けた指導体制の在り方の検討を県体育協会や各競技団体とともに早急に進める必要性について
- 厳しい県財政に配慮したうえで計画的な施設整備を行う必要性について
- 日本体育協会から示された国体改革案に対する所見について
- 指導者の育成に当たって指導等を行う際の身だしなみなど基本的な心構えについても教育する必要性について
- 本県の団体競技の競技力向上に向けた対策の検討状況について
- 中学校と高等学校の指導者間における人的交流など指導者育成に向けた取組の必要性について
- スポーツに意欲のある中学生が学区にとらわれずに希望する高等学校へ進学できる仕組みを検討する必要性について
- 競技力向上等に向けて関係者の意識改革が図られるよう開催に係る諸計画に明確な目標を設定する必要性について
- 港湾・空港の整備に関連して
- 新潟空港の滑走路3000メートル化に向けて観光施策と一体となって国際線の利用拡大を図る必要性について
- 新潟空港をPRすする観点からも上越新幹線の空港乗入れを積極的に推進する必要性について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
- 二順目国体の開催に向けた競技力の向上に当たっては、優秀な指導者を求めて中学生が県外に進学する状況が見受けられるなど、優秀な指導者の確保が最も重要であると思われるので、実績のある選手や指導に意欲のある人材を非常勤講師等で積極的に採用するなど柔軟に対応すべきとの意見。
- 県内港湾における輸出入インバランスの改善に当たっては、県内企業が県外の港湾を利用して輸出を行っている例が見受けられるので、県内企業や輸出品を取り扱う商社等に対して、県内港湾の利用を積極的に働きかけるべきとの意見。
- 新潟空港の滑走路3000メートル化については、今後国際交流の更なる進展により航空貨物の需要の拡大が予想され、それに対応する貨物専用便の就航が可能となる滑走路の延長が必要になると思われるので、国の整備指針で示される条件の整備を進めるとともに、国に対して積極的な働きかけを行うべきとの意見。
以上をもって報告といたします。