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平成18年12月定例会(建設公安委員長報告)
平成18年12月定例会 建設公安委員長報告(12月22日)
委員長 佐藤 莞爾
建設公安委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、土木部関係として
1 道路整備予算については、国の道路特定財源の一般財源化方針による更なる減額が懸念されるので、新潟県中越大震災の教訓や豪雪を踏まえた災害に強い道路造りやネットワーク化の早期実現に向け、国に対する一層の働きかけによる道路財源の確保に努めるべきとの意見。
次に、港湾空港交通局関係として
- 新潟東港のガントリークレーン倒壊については、既存設備のフル稼働により荷役機能は維持されているものの、荷役機能低下の風評被害による取扱貨物量の減少や新規開拓された取扱貨物量の拡大に対する深刻な影響が考えられるので、長期化が予想される原因究明や責任所在の調査結果を待つことなく早急な復旧に着手されたいこと。
- 新潟東港臨海水道事業の民営化については、企業債の一括償還や民間の経営手法により引受けは可能とされたものの、安全性や使用料金などサービスの維持・継続に対する多くの利用者の不安を招いているので、事業実施条件の明確化など利用者との合意形成に取り組むべきとの意見。
次に、公安委員会関係として
1 新年度予算の要求に当たっては、継続した予算削減の方針が示されているが、本県の広大な県土の治安維持に加え新たな児童虐待の対応など警察力の向上が求められているので、県民1人当たりの警察予算が全国40位にあることを踏まえ、県民の安全・安心を守り得る予算確保に取り組むべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な要望・意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
継続中の陳情平成18年第12号については、継続審査すべきものと決した次第であります。
以上をもって、報告といたします。