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平成19年6月定例会(総務文教委員長報告)
平成19年6月定例会 総務文教委員長報告(7月6日)
委員長 沢野 修
総務文教委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、総務管理部関係として、
- 合併後の市町村については、一定期間の経過により一体感ある行政運営が成されているものの、いまだ旧市町村間における公共料金の不統一などが見受けられるので、行政の在るべき姿を踏まえ均衡ある住民サービスが実現されるよう県としての効果ある支援に努めるべきとの意見。
次に、教育委員会関係として、
- 県立高等学校の再編整備計画については、来年度実施予定の全県一学区制に配慮した募集学級数に余裕を持たせる緩和措置や定時制高校等の募集停止の延期が示されたものの、不登校や中途退学者の受皿としての役割や小規模校での勉学など定時制や分校等を必要とする実態もあるので、来年度の募集における希望状況と入学結果を踏まえ見直しを検討すべきとの意見。
- 政令指定都市新潟市との教諭の人事交流については、他地域における社会経験が指導力や教育水準の向上の有効な手段となり得るので、広域的な異動も含め積極的に推進すべきとの意見。
次に、総務管理部、教育委員会共通事項として、
- トキめき新潟国体については、県内外を含め多くの観覧者を予定し成功裏の大会を目指しているものの、選手をはじめとする大会関係者や観客等の宿泊施設の不足が懸念されるので、円滑な大会運営を支える観点から万全を期した受入体制の整備に努めるべきとの意見。
また、本県選手の活躍が県民スポーツの振興に大きく寄与すると考えられるので優秀な成績を勝ち得る選手強化に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決又は承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第4号については、現行制度は適切と認められる等のため、不採択と決した次第であります。
また、本委員会として、「いじめ根絶に向けての決議」及び「北朝鮮による日本人拉致問題の進展に関する意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。