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平成19年9月定例会(少子高齢・青少年対策特別委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002230 更新日:2019年1月17日更新

平成19年9月定例会 少子高齢・青少年対策特別委員長報告(9月25日)

委員長 佐藤 信幸

 少子高齢・青少年対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
 本特別委員会は、9月6日に会議を開催し、青少年の健全な育成に向けた取組について、いじめの防止・根絶に向けた取組について及び新潟県中越沖地震に係る子供たちへの福祉保健・教育面における対応状況について調査を行いました。
 最初に、福祉保健部長から青少年の健全な育成に向けた取組について及び新潟県中越沖地震に係る子どもたちへの福祉保健面における対応状況について、教育長から青少年の健全な育成に向けた取組について、いじめの防止・根絶に向けた取組について及び新潟県中越沖地震に係る児童生徒への対応についてそれぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。

 まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。

  1. 刑法犯少年の経済的事情を含めた家庭環境等の把握や分析に基づく非行防止対策の必要性について
  2. 幼児期からの社会性のかん養に向けた幼稚園と小学校の連携の必要性について
  3. 引きこもり等の一因と言われる発達障害の研究充実の必要性について
  4. 有害情報の規制に関連して
    • インターネットなどによる有害情報のはんらんに対する県の認識について
    • 有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングシステムの利用促進に向けた取組状況について
    • 出会い系サイトの利用と児童買春など福祉犯被害の関連性について
    • 先行県における有害サイト閲覧防止に係る条例の具体的内容と効果について
  5. 思春期の性教育に関連して
    • 高校生の校舎内出産事件を踏まえた生徒指導の在り方について
    • 小学校における発達段階に即した性教育の必要性について
    • 教職員研修や生徒指導における助産師活用の考え方について
  6. 子供の心の診療拠点設置に関連して
    • 国の各都道府県への設置方針を踏まえた本県の取組の考え方について
    • 災害による情緒不安定児の増加を踏まえた早期設置の必要性について
  7. いわゆるモンスターペアレントに関連して
    • 学校に対し理不尽な要求をする保護者の実態と現場の対応状況について
    • 教職員賠償責任保険の加入状況と教職員個人に対する賠償請求事例の有無について

 次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
1 青少年の有害サイトの閲覧防止については、プロバイダーやサイト事業者に対し青少年への配慮を要請しているものの、出会い系サイト等の利用による非行や犯罪被害の多発など抑止効果が見受けられないので、家庭におけるフィルタリングソフトの一層の利用促進に努めるとともに新潟県青少年健全育成条例の見直しによるインターネットカフェ等への青少年の立入制限など強制力ある規制を検討すべきとの意見。

 なお、本特別委員会は、去る9月11日、12日の両日にわたり、見附市における高齢者向け健康運動教室の取組等について行政視察を実施したところであります。

 以上をもって報告といたします。

平成19年9月定例会(委員長報告)
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