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平成19年12月定例会(産業経済委員長報告)
平成19年12月定例会 産業経済委員長報告(12月21日)
委員長 岩 村 良 一
産業経済委員会における付託案件の審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、産業労働観光部関係として
観光振興については、観光ニーズが多様化する中、各々の地域の特性や観光資源を生かした広域観光の展開が不可欠なので、充実した高速交通網を有する本県の優位性を最大限に生かし、複数県を結ぶ魅力ある周遊観光ルートの開発等に向け、近隣県との連携により一体的に取り組むべきとの意見。
次に、農林水産部関係として
- 県産農産物のブランド化については、主に首都圏に向けプロモーションを展開しているが、一定の需要や高いPR効果が期待できる県内旅館等における提供が有効な手段となり得るので、本県の食に対し観光客が期待する品質の管理と併せ、取扱施設の拡大や物語性を付加した説明の表示など、観光と連携した推進に努めるべきとの意見。
- グリーン・ツーリズムについては、中山間地域等の就業・所得の充実や都市との交流人口の拡大に有効であるが、農業・観光・教育等の所管部局において個別に取り組まれていることから一元的な推進が課題と思われるので、実施地域の拡大や受入体制の整備に向け部局連携を密に取り組むべきとの意見。
次に、農地部関係として
農地・水・環境保全向上対策については、農家に加え地域住民も積極的に活動参加するなど、農村地域の環境向上に向けた意識の高まりがうかがえるので、来年度の事業要望にこたえ得る予算措置とともに、生態系の保全や都市住民との交流促進など、第三者委員会による活動評価の視点を踏まえた一層の事業推進に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第9号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
なお、採択された陳情は知事に送付すべきものと決しました。
以上をもって、報告といたします。