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平成20年6月定例会(建設公安委員長報告)
平成20年6月定例会 建設公安委員長報告(7月11日)
委員長 斎藤隆景
建設公安委員会における付託案件等の審査並びに調査の経過と結果について御報告申し上げます。
まず、土木部関係として
- 災害応援派遣事前準備体制については、被災地における被害調査等初動対応の支援のため24時間以内の技術者の派遣を可能としており、先の岩手・宮城内陸地震においてもその実効性が認められたので、職員の能力向上や人員の増加など更なる充実を図るべきとの意見。
- 工事請負契約におけるいわゆる「単品スライド条項」については、契約後の資材の急激な価格変動分を請負金額に反映することにより受注企業の負担軽減となるので、今後の原材料価格の動向を踏まえ柔軟に適用すべきとの意見。
次に、交通政策局関係として
米軍艦艇の本県寄港については、艦艇の規模等から新潟東港の使用頻度が高いものの利便性の高い市街地近郊が適当と思われるので、万景峰92号に対し使用を認めていることを踏まえて新潟西港の使用に配慮すべきとの意見。
次に、公安委員会関係として
インターネット上の有害情報については、自殺サイトを参考にした硫化水素事件の多発など県民生活への悪影響が懸念されるので、ハイテク犯罪対策室の機能を十分に発揮するとともに、インターネット・プロバイダ関連団体等と協力し、早期発見による削除依頼など積極的な対策を講じるべきとの意見。
以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第5号については、真の地方分権の推進は必要のため、不採択すべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「銃刀法の早期改正と無差別殺人事件防止対策に関する意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。