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平成20年6月定例会(第29号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003549 更新日:2019年1月17日更新

平成20年6月定例会で上程された発議案

道路特定財源の一般財源化に伴う地方の道路予算確保に関する意見書

第29号発議案

 道路特定財源の一般財源化に伴う地方の道路予算確保に関する意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成20年7月11日


提出者   中原 八一、小林 林一、佐藤 純
            沢野 修、柄沢 正三、小野 峯生
            三林 碩郎

賛成者   小林 一大、冨樫 一成、佐藤 卓之
            市村 孝一、楡井 辰雄、小島 隆
            片野 猛、桜井 甚一、西川 洋吉
            佐藤 莞爾、岩村 良一、斎藤 隆景
            金谷 国彦、早川 吉秀、尾身 孝昭
            中野 洸、小川 和雄、小野 忍
            村松 二郎、帆苅 謙治、渡辺 惇夫
            石井 修、東山 英機、三富 佳一
            星野 伊佐夫、梅谷 守、石塚 健
            進 直一郎、大渕 健、内山 五郎
            宮崎 増次、竹山 昭二、佐藤 信幸
            市川 政広、若月 仁、小山 芳元
            志田 邦男、青木 太一郎、松川 キヌヨ
            佐藤 浩雄、中川 カヨ子、横尾 幸秀
            皆川 雄二、長谷川 きよ

 新潟県議会議長 長津 光三郎 様

道路特定財源の一般財源化に伴う地方の道路予算確保に関する意見書

 中越大震災や中越沖地震などの災害を経験した本県では、先日の岩手・宮城内陸地震において道路の被害により中山間地域で多数の集落が孤立したことから、多くの県民が現地の惨状を深く思いやるとともに、改めて道路の必要性と重要性を痛感したところである。
 また、本県においては、いまだに高規格幹線道路のネットワークが未完成であり、一般道路においても車同士のすれ違いが困難な箇所や豪雪になれば通行止めを強いられる箇所、あるいは通学路において歩道が未整備な箇所などが多く存在し、県民の「命と暮らしを守る道路」の整備には程遠い状況にある。
 こうした中で、昨年からの道路特定財源の問題では、4月30日と5月13日の道路特定財源関連法案再可決により、地方における今年度予算に対する影響は最小限にとどまることとなったが、政府の閣議決定においては、道路特定財源を平成21年度から一般財源化することとされた。
 本県では、きわめて厳しい財政状況のもと、道路整備の必要性から道路予算に一般財源や借入金を充当している状況にある。
 よって国会並びに政府におかれては、下記の事項について特段の配慮を行うよう強く要望する。

  1. 道路整備状況の実態に配慮し、地方の住民が安全で安心して暮らしていくための道路整備や維持・補修に支障が生じないよう地方の道路予算をこれまで以上に確保すること。
  2. 一般財源化の制度設計に当たっては、地方による道路整備等の自由度を最大限拡大するとともに地方の意見に十分配慮すること。
    以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年7月11日

新潟県議会議長 長津 光三郎

衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 江田 五月 様
内閣総理大臣 福田 康夫 様
総務大臣 増田 寛也 様
財務大臣 額賀 志郎 様
国土交通大臣 冬柴 鐵三 様
経済財政政策担当大臣 大田 弘子 様

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