本文
平成15年陳情第17号
第17号 平成15年6月23日受理 総務文教委員会 付託
新潟市におけるスケート競技場の整備に関する陳情
陳情者 新潟市にスケートリンクを残す・つくる会 代表者 阿部和彦
(要旨)
新潟市のスケート競技場「ニイガタアイスリンク」が設備の老朽化により、平成15年5月に業務を終了し、下越地区にはスケート競技場が無くなり、国民体育大会や各大会に向けての練習ができなくなった。
32年間、新潟市民及び近隣市町村の住民に親しまれ、身近なウインタースポーツを体験できる場として利用されてきたスケート競技場では多くの愛好者が育ち、平成15年4月現在の定期的な利用団体はアイスホッケークラブ5団体、フィギュアスケートクラブ2団体、スケート教室3団体の合計10団体、300名弱の利用があった。中でも、学生を中心とした団体など、平成21年の新潟国体を目指す選手も多く、アイスホッケーでは新たにジュニアチーム1団体が結成された。
しかし、県内には上越市と柏崎市にスケート競技場が整備されているが、交通事情や営業時間、現地各団体の利用状況などを考慮すると、新潟市内にある各団体の利用には限界がある。また、夏期でも他県へ移動して練習をしており、選手や家族への負担が多い状況である。
スポーツ振興に理解ある新潟県にあって、県庁所在地である新潟市におけるスケート競技の振興は、スケート競技場の整備なくしては成し得ない状況である。また、冬のスポーツを楽しむ施設としても多くの住民が望んでいる。
ついては、貴議会において、新潟市におけるスケート競技場の整備に向けて、次の事項に配慮されたい。
- スケートの普及活動及び選手活動を継続していくための支援として、スケート競技場の環境を整えること。
- 新潟市内でスケートの大会が開催できるよう、スケート競技場を建設すること。