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議会報(平成17年6月定例会の概要)
6月定例会は、6月29日に招集された。
会期中の知事提出議案は、台湾や上海など海外からの観光客誘致を促進するための経費、農産物の安定生産のため、市町村等が行う消雪促進対策を支援するための経費等を計上した、総額約1億6千5百万円を増額する平成17年度一般会計補正予算や、「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり条例」の他、国民保護法の施行に伴う関係条例の制定など、47件であった。
代表質問、一般質問、連合委員会では、知事の政治姿勢、農林業問題、国民保護法関連、教育問題、災害対策、県行政経営改革、医療・福祉問題などについて幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた常任委員会でも県政の諸課題について活発な質疑が交わされた。
最終日の冒頭に、議員在職30年の嵐嘉明議員及び議員在職10年の小野忍議員ほか12議員に対する永年在職議員の表彰を決議し、議長から表彰状及び記念品が贈呈された。
その後の採決では、知事提出議案はいずれも原案どおり可決、承認又は同意された。
議員提出議案は、「2001年ラグビーワールドカップの新潟県招致に関する決議」、「拙速な郵政民営化に反対する意見書」など5件が全会一致または賛成多数で可決され、「新潟県議会議員選挙区配当条例の一部を改正する等の条例」、「遺伝子組替えイネの屋外栽培実験の中止を求める意見書」を含む5件が賛成少数で否決された。
請願・陳情は、継続中を含め34件が審査され、すべて継続審査とされた。
その後、種村議長、上村副議長の辞任に伴う選挙が行われ、佐藤元彦議員が議長に、長津光三郎議員が副議長に選任された。また、議会運営委員会及び各常任委員会の委員及び正副委員長が選任されたほか、各特別委員会についても委員が選任された。
会期17日間にわたった6月定例会は7月15日に閉会した。