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平成15年6月定例会(第17号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001553 更新日:2019年1月17日更新

平成15年6月定例会で上程された発議案

警察官の増員に関する意見書

警察官の増員に関する意見書

 本県は、高速交通体系の整備により、東北、関東、中部、北陸各地域との結びつきを強め、年々交流が活発化しており、また、中核国際港湾である新潟港や直江津港、地域拠点空港である新潟空港を通じて北東アジア地域との交流を推進するなど、日本海側における国際交流拠点としての地位をますます高めている。
 しかしながら、本県の治安情勢は、平成14年には刑法犯認知件数が戦後最高を記録する中にあって、殺人・強盗等の凶悪事件、外国人犯罪組織による窃盗事件、集団・悪質化した少年事件等が増加する一方、ストーカー事案、ドメスティック・バイオレンス事案など新しいタイプの犯罪や特異な犯罪の発生も大きな社会問題となっており、県民の間には治安に対する不安感が増大している。
 加えて、県内における北朝鮮による拉致事件の全容解明、工作活動との関係が明らかとなった北朝鮮貨客船「万景峰92号」の新潟港入港時における不法事案の未然防止、更に国際テロの多発から、柏崎刈羽原子力発電所などの重要インフラ施設の安全確保等、新たな治安対策が求められている。
 よって国会並びに政府におかれては、このような本県の治安を取り巻く厳しい情勢を十分考慮され、県民生活の安全と平穏を確保するため、本県警察官の大幅な増員措置を講ずるよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成15年7月11日

新潟県議会議長 西川 勉

衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 倉田 寛之 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
総務大臣 片山 虎之助 様
財務大臣 塩川 正十郎 様
国家公安委員会委員長 谷垣 禎一 様
警察庁長官 佐藤 英彦 様

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