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平成17年6月定例会(第16号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002247 更新日:2019年1月17日更新

平成17年6月定例会で上程された発議案

遺伝子組換えイネの屋外栽培実験の中止を求める意見書

第16号発議案

 遺伝子組換えイネの屋外栽培実験の中止を求める意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成17年7月15日

提出者   米山 昇、小山 芳元

賛成者   斎藤 喜和、塚野 弘、長部 登
            桝口 敏行、大渕 健、竹山 昭二
            杉田 弘美、佐藤 信幸、市川 政広
            近藤 貞夫、佐藤 浩雄、松川 キヌヨ
            青木 太一郎、五十嵐 完二、中川 カヨ子

新潟県議会議長 種村 芳正 様

遺伝子組換えイネの屋外栽培実験の中止を求める意見書

 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センター北陸研究センター(以下「北陸研究センター」という。)は、主務大臣承認の下、遺伝子組換えイネの隔離ほ場実験の田植えを実施した。
 将来的な食料、環境問題等への対応可能な技術として、有益であるといわれているものの、遺伝子組換え作物に対する、国民の疑問と不安は依然として大きなものがあり、専門家の間でも意見が分かれている。
 そのような中、隔離ほ場とはいえ、屋外栽培実験に地域住民は大きな不安を感じており、しかも、全国有数のコメどころ新潟県で行われることの影響とリスクは計り知れない。
 現に、北陸研究センター説明会等では不安を訴える声が多く出され、農業関係者、消費者そして地域住民との間で理解が得られているとは到底いえない。まして本年はコシヒカリBL導入の初年度であり、風評被害等の発生防止に、特段の配慮が必要とされる。また、食の安全・安心を求める県民世論に対し、北陸研究センターの説明責任は未だ不十分である。
 こうした状況の下で、北陸研究センターの屋外栽培実験が継続されることは大きな問題である。
 よって国会並びに政府におかれては、以上の現状を踏まえ、次の事項について十分な配慮がなされるよう強く要望する。

  1. 遺伝子組換えイネの屋外栽培実験について、十分な情報提供を行い、住民が納得できる説明責任を果たすこと。
  2. 今年度の実験は、即時中止すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成17年7月15日

新潟県議会議長 種村 芳正

衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 扇 千景 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
農林水産大臣 島村 宜伸 様
環境大臣 小池 百合子 様

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