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平成18年2月定例会(第11号発議案)
平成18年2月定例会で上程された発議案
固定式地上設置型レーダー「FPS-XX」配備に関する意見書
第11号発議案
固定式地上設置型レーダー「FPS-XX」配備に関する意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成18年3月23日
提出者 米山 昇、小山 芳元
賛成者 斎藤 喜和、塚野 弘、長部 登
桝口 敏行、佐藤 浩雄、五十嵐 完二
新潟県議会議長 佐藤 元彦 様
固定式地上設置型レーダー「FPS-XX」配備に関する意見書
山口県岩国市の「米空母艦載機の岩国基地への移駐案受け入れの賛否について」の住民投票が、圧倒的多数の反対という結果に終わったことをはじめとして、在日米軍再編協議における関係自治体や住民の意思を無視した政府の「頭越しの決定」に対し、全国で反発の声が上がっている。
こうしたなか、防衛庁は弾道ミサイル探知・追尾機能を備えた新型レーダー「FPS-XX」を、本県佐渡市を含め全国4ヵ所に順次配備すべく本年度予算案において予算措置を講じている。
しかし、同レーダーの概要・配備計画は地元住民に全く説明がされておらず、民主的な手続きを欠いたものといわざるを得ない。
よって国会並びに政府におかれては、防衛庁の「FPS-XX」の概要・配備計画をはじめとした関連情報を関係自治体及び地元住民に速やかに提供するとともに、配備にあたっては、関係自治体及び地元住民の意向を十分に尊重されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成18年3月23日
新潟県議会議長 佐藤 元彦
衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 扇 千景 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
総務大臣 竹中 平蔵 様
外務大臣 麻生 太郎 様
防衛庁長官 額賀 福志郎 様