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平成18年9月定例会(第30号発議案)
平成18年9月定例会で上程された発議案
北朝鮮籍の船舶に対する積荷監視強化を求める意見書
第30号発議案
北朝鮮籍の船舶に対する積荷監視強化を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成18年10月13日
提出者 中野 洸、沢野 修、佐藤 純
早川 吉秀、柄沢 正三、小野 峯生
帆苅 謙治、長津 光三郎、米山 昇
小山 芳元
賛成者 提出者を除き議員全員
新潟県議会議長 渡辺 惇夫 様
北朝鮮籍の船舶に対する積荷監視強化を求める意見書
去る9月23日、鳥取県の境港に停泊中の北朝鮮籍貨物船の船長が持ち込んだ米百ドル札に偽札が含まれている疑いで、同船が当局の家宅捜索を受けた。
境港では、昨年3月にも別の北朝鮮籍の船から精巧な偽の米百ドル札11枚が見つかったが、乗組員らに偽札の認識がなかったとして、立件が見送られた経緯がある。
また、今年5月には、境港へ入港した北朝鮮の貨物船が、平成14年10月に覚せい剤数百キログラムを密輸入した疑いで船内の家宅捜索を受けるなど、近年、北朝鮮籍の船舶による疑惑事件が多発している。
現在は入港差止めとなっている北朝鮮貨客船「万景峰92号」は、運航当初こそ在日朝鮮人の帰還事業に供せられたが、同船が北朝鮮工作員に対する動く司令塔となり、不正送金や禁輸品の運搬船となっていたとの情報が、北朝鮮の元工作員の証言等によって明らかにされたところである。
よって国会並びに政府におかれては、年間約800隻もの北朝鮮籍の船舶がわが国に入港している実情を踏まえ、不正な積荷を未然に摘発して、犯罪防止やわが国の安全保障に資するため、北朝鮮の船舶に対する輸出入積荷の監視強化に向け、法的環境整備も含めて、厳正に対処されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成18年10月13日
新潟県議会議長 渡辺 惇夫
衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 扇 千景 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
法務大臣 長勢 甚遠 様
財務大臣 尾身 幸次 様
厚生労働大臣 柳澤 伯夫 様
農林水産大臣 松岡 利勝 様
経済産業大臣 甘利 明 様
国土交通大臣 冬柴 鐵三 様
国家公安委員会委員長 溝手 顕正 様
警察庁長官 漆間 巌 様
海上保安庁長官 石川 裕己 様