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議会報(平成20年9月定例会の概要)
9月定例会は、9月11日に招集された。
開会日の冒頭に、議員在職10年の早川吉秀議員に対する永年在職議員の表彰を決議し、議長から表彰状及び記念品が贈呈された。
会期中の知事提出議案は、2.24冬季風浪被害の復旧を推進する経費や、原油等原材料価格高騰の影響に対応するための経費、病院内保育所施設整備事業や実務・教育連結型若者能力開発事業に係る経費などを計上した総額約36億円を増額する一般会計補正予算、「新潟水俣病地域福祉推進条例」など、32件であった。
代表質問、一般質問、連合委員会では、知事の政治姿勢、医療・福祉問題、産業政策、農業問題、教育問題、新潟水俣病関連など県政の諸課題について幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた常任委員会でも、活発な質疑が交わされた。
知事提出議案のうち、継続審査とされた平成19年度企業会計決算関係議案4件及び平成19年度普通会計決算議案のほかは、いずれも原案どおり可決又は同意された。
議員提出発議案は、「新潟県議会会議規則の一部を改正する規則」、「私学助成に関する意見書」、「消費者庁の早期創設に関する意見書」、「胆道閉鎖症の難治性疾患克服研究事業への指定に関する意見書」など12件が全会一致又は賛成多数で可決されたほか、「真に消費者の立場に立つ消費者行政の確立を求める意見書」など3件が賛成少数で否決された。
請願・陳情は、継続中のものを含め10件が審査され、採択されたもの5件、不採択3件で、残り2件が継続審査とされた。
会期20日間にわたった9月定例会は9月30日に閉会した。