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平成20年12月定例会(産業経済委員長報告)
平成20年12月定例会 産業経済委員長報告(12月19日)
委員長 桜井 甚一
産業経済委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、産業労働観光部関係として
世界的な金融危機の影響が及ぶ県内中小企業の支援に当たっては、県制度融資の新規融資枠の創設や県信用保証協会における「あっせん保証」等の資金繰り対策が図られているが、資金需要が高まる年末を迎え更なる支援拡充が求められているので、金融機関に対する資金供給要請の継続とともに、借換えや返済条件の緩和等に対する要望を踏まえ実効性ある対策を早急に講ずるべきとの意見。
次に、農林水産部関係として
県産材の利用促進については、越後杉ブランドを使用した住宅建設に補助金を支給する「ふるさと越後の家づくり事業」に募集戸数を超える申込みがあるなど潜在的需要の高さが認められるので、必要な予算の確保により一層の需要拡大を図るべきとの意見。
また、需要に対応する供給が必要なので、ストックヤードの設置や路網整備と高性能林業機械を組み合わせた低コスト作業システムの導入など安定的な供給体制の構築を支援すべきとの意見。
次に、農地部関係として
ほ場整備事業については、世界的な食料需給のひっぱくから食料自給率の向上が課題となる中、優良農地の確保や担い手への農地の利用集積等による更なる農地利用の促進が求められているので、十分な事業予算の確保や地域の合意形成に向けた一層の啓発・指導により着実な推進に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第19号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
なお、採択された陳情は、知事に送付すべきものと決しました。
以上をもって、報告といたします。