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平成21年6月定例会(厚生環境委員長報告)
平成21年6月定例会 厚生環境委員長報告(7月10日)
委員長 小林 林一
厚生環境委員会における付託案件等の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、県民生活・環境部関係として
新潟県中越大震災復興基金における補助金の支払い遅延については、一時的な資金不足によるとはいうものの申請者の経済的な負担が大きいので、適切な資金計画の策定など新たな発生の防止に努めるべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
- 仮称魚沼基幹病院については、基本計画の素案により方向性が示されたことから従来にも増して魚沼地域の地域医療の充実が期待されているので、特色ある病院づくりによる医師の確保に努めるべきとの意見。
- 新潟県難病相談支援センターについては、患者や家族の不安解消に大きな役割を果たしているので、きめ細やかな相談業務や就労支援など利用者のニーズに対応した機能の充実に向けてさらなる活動の支援に努めるべきとの意見。
次に、病院局関係として
県立病院の経営改善については、独自の取組により病床利用率の向上に実績を上げている病院もあるので、院長会議での紹介などにより優良事例の普及に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、自由民主党、民主にいがた並びに無所属長谷川きよ委員からは、全議案いずれも原案賛成。
日本共産党からは、第94号議案については、県財政の硬直化を招くものであるとの懸念から、第106号議案については、魚沼基幹病院については経営の効率化を優先した指定管理者制度の導入が前提であることから、それぞれ反対。
その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第6号及び継続中の陳情平成20年第20号については、継続審査すべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「新型インフルエンザ対策の適切な体制構築を求める意見書」及び「肝炎対策基本法の早期制定を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。