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平成21年6月定例会(建設公安委員長報告)
平成21年6月定例会 建設公安委員長報告(7月10日)
委員長 佐藤 純
建設公安委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、土木部関係として
公共事業については、前倒し発注等の緊急経済対策が行われているものの、厳しい経済状況下において企業支援としての役割が一層期待されているので、追加の補正予算等による事業量の確保に加え、現場代理人の配置要件の緩和など受注機会の拡大に向けた制度改正を検討すべきとの意見。
次に、交通政策局関係として
佐渡-羽田航空路の開設については、地元の佐渡市から必要性や目的とともに財政面を含めた考え方が示されることが重要であるにもかかわらず、佐渡市から十分に考え方が伝わってこないという背景があることから、本委員会では、運航に係る収支見通しは非常に厳しく、既存航空会社の参入も見込まれない中で、新たな航空会社を設立することは、経営上の不安が大きく、将来の県財政への影響も懸念されること、また、損益を改善していくために不可欠な佐渡空港の拡張整備計画についても、計画公表から既に十数年を経ても未だ進展が見られない状況にあることなど、様々な問題点が指摘されたので、こうした状況を踏まえ、指摘された点を十分配慮し佐渡市と調整を図られたいこと。
次に、公安委員会関係として
県民の安全・安心の確保に当たっては、ミサイル発射や核実験の実施など北朝鮮に不穏な動きが見られ工作員等の侵入が懸念されるので、港湾施設や沿岸部の警戒警備などを一層強化すべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な要望・意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第7号については、継続審査すべきものと決した次第であります。
以上をもって、報告といたします。