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平成21年9月定例会(厚生環境委員長報告)
平成21年9月定例会 厚生環境委員長報告(9月18日)
委員長 片野 猛
厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、県民生活・環境部関係として
- 復興基金事業については、要望額と交付決定額との乖離により想定外の負担を余儀なくされた事例も見受けられるので、申請者の円滑な事業実施に向け補助金の早期交付決定に努めるべきとの意見。
- 海岸漂着物については、ふるさとの原風景である美しい海岸の景観や環境の保全に影響を及ぼしているので、今般の国からの財政措置の活用により積極的な回収・処理に努めるべきとの意見。
次に、防災局関係として
自主防災組織については、これまでの被災経験から災害発生時における地域防災力の要となるので、先進事例の情報提供など市町村への積極的な働きかけにより組織化の推進と機能の充実に努めるべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
- 新型インフルエンザについては、冬に向けてさらなる感染拡大が懸念されるので、県民へのきめ細やかな情報提供や医療提供体制の整備など対策に万全を期すべきとの意見。
- 地域がん診療連携拠点病院については、病状に応じた適切な医療が受けられ、地域における質の高い医療の提供が期待されるので、多くの病院が指定されるよう国に働きかけるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
継続中の陳情 平成20年第20号及び平成21年第6号については、継続審査。
残りの陳情第10号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
なお、採択された陳情は、知事に送付すべきものと決しました。
以上をもって、報告といたします。