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平成21年12月定例会(厚生環境委員長報告)
平成21年12月定例会 厚生環境委員長報告(12月18日)
委員長 片野 猛
厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず、県民生活・環境部関係として
新潟県カーボン・オフセット制度の普及については、県民や企業の参加はもとより森林を整備する多くの事業者の参加が極めて重要なので、関係者の参加促進手法を検討すべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
魚沼医療圏地域医療再生計画の事業実施に当たっては、仮称魚沼基幹病院の設置に伴う周辺病院の整備など多額の地元負担が懸念されるので、関係自治体や医療関係者の不安解消に向けて十分な協議を行うべきとの意見。
次に、病院局関係として
県立病院の経営については、公表された「新潟県病院事業の取組方針」において累積欠損金が今後も増加する見通しとなっているので、職員の危機意識の共有とともに業務委託の推進や病床利用率の向上などさらなる改善に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第19号、継続中の陳情平成20年第20号及び平成21年第6号については、継続審査。
陳情第18号については、旧制度へ戻すことは社会的混乱が大きく非現実的なため、陳情第20号については、環境対策先進国である我が国で、温室効果ガスの30パーセント削減は国益を損じるため、それぞれ不採択。
残りの陳情第11号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
以上をもって、報告といたします。