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平成23年6月定例会(産業経済委員長報告)
平成23年6月定例会 産業経済委員長報告(7月15日)
委員長 楡井 辰雄
産業経済委員会における付託案件等の審査並びに調査の経過と結果について、御報告申し上げます。
まず、産業労働観光部関係として
「ピークカット15%大作戦」については、計画停電の回避に有効と思われるので、過度な節電による熱中症の危険性などを注意喚起のうえ、取組の着実な推進に向け一層の周知に努めるべきとの意見。
次に、農林水産部関係として
県産米の栽培については、昨年の猛暑による品質低下を踏まえ、異常高温等の緊急時における万全な対策が必要なので、地域に応じた育成管理方法の周知など農業者への迅速で確実な情報提供に努めるべきとの意見。
次に、農地部関係として
農業農村整備事業については、近年の国費削減により計画的な実施が懸念されるので、「新潟県農業農村整備の展開方向」で目指している安全・安心で魅力的な食料供給基地の実現に向け予算の所要額確保に努めるべきとの意見。
以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。
請願第7号については、将来的に、再生可能エネルギーの可能性を否定しないが、現実として直面する復興のためのエネルギーが必要であり、国が責任を持って安全を確認した原子力発電に頼らざるをえないため、
陳情第19号については、すでに県において各種支援制度が存在しているため、それぞれ不採択。
残りの請願第4号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「漁船用軽油に係る軽油引取税の免税措置の継続等を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。