本文
平成23年6月定例会(建設公安委員長報告)
平成23年6月定例会 建設公安委員長報告(7月15日)
委員長 小 島 隆
建設公安委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、土木部関係として
- 公共事業については、近年の大幅な国の予算削減により地域経済へ深刻な影響を及ぼしているので、所要額の確保に向け、国に強く働きかけるべきとの意見。
- 道路整備については、東日本大震災の教訓から災害時の救助活動や物資輸送に果たす重要性が再認識されたので、防災機能強化の観点からも高速道路等の整備促進を国に働きかけるなどさらなる道路ネットワークの構築に努めるべきとの意見。
次に、交通政策局関係として
北陸新幹線建設負担金問題については、一刻も早い解決が望まれるので、東日本大震災の発生により延期されている国との協議再開に努めるべきとの意見。
次に、企業局関係として
新潟東部太陽光発電所については、再生可能エネルギーの利用拡大に向けて期待されるものの、公営事業として取り組むので、採算性の確保にも配慮すべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。
請願第8号については、将来的に、再生可能エネルギーの可能性を否定しないが、現実として直面する復興のためのエネルギーが必要であり、国が責任を持って安全を確認した原子力発電に頼らざるをえないため、
陳情第20号については、県の住宅政策には、そぐわないため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。
以上をもって、報告といたします。