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平成23年12月定例会(陳情第26号)
第26号 平成23年11月14日受理 厚生環境委員会 付託
海上自衛隊の災害派遣時の組織強化を求める意見書提出に関する陳情
陳情者
(要旨)
日本の国は、緑豊かな山紫水明の国である。特に地方の市町村は、山河に囲まれ、せせらぎが流れ静粛な雰囲気で、私たち日本人にとって、住みやすい市町村である。しかし、東日本大震災では三陸の海岸沿いの市町村などの集落が、津波に襲われ壊滅的な打撃を受けた。
市町村などを結ぶ鉄道、道路は寸断され、市町村は孤立、被害を受けた市町村に救助隊が駆けつけるのに難儀をした。
このようなときに、海上自衛隊が病院船を保有していれば現場海域に駆けつけて、ヘリコプターなどで空から医薬品、食糧、水などを被災地に運ぶことができる。また、負傷者も病院船に収容できる。
今後危惧(きぐ)されている、関東地方の東京直下地震(第二の関東大震災)、中京圏、関西圏の東海地震、東南海地震、南海地震などに対処するために、病院船を保有すれば、被災地に迅速に救助隊が駆けつける一つの手段となると思い、海上自衛隊に病院船を保有することを求める次第である。
ついては、貴議会において、海上自衛隊に病院船を保有することを求める意見書を国に提出されたい。