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平成24年12月定例会(請願第5号)
第5号 平成24年11月29日受理 総務文教委員会 付託
すべての子どもたちに、ゆきとどいた教育をすすめることに関する請願
請願者 ゆきとどいた教育をすすめる新潟県民の会 代表 牧野秀樹 外15,147名
紹介議員 長部 登君 小山芳元君 竹島良子君 若月 仁君
(要旨)
憲法・子どもの権利条約に基づいて、一人一人の子供たちに希望をはぐくみ、行き届いた教育を実現することは、父母・県民・教職員の切実な願いである。
新潟県では、2001年に小学校1.2年生32人程度学級が実施され、全国の牽引(けんいん)的な役割を担った。しかし、現在、全国の多くの自治体では、小学校及び中学校1年生で35人学級が実施され、新潟県はもはや後進県となってしまった。
ついては、貴議会において、子供の貧困、いじめ、不登校、高校中退など子供と教育の危機的な状況を打開し、ゆとりある教育条件を備えた学校を作るために、次の事項に配慮されたい。
- 来年度32人程度学級を小学校3年生、中学校1年生に導入すること。
- 高校生・大学生に対する給付制の奨学金制度の創設、私費負担軽減のための手だてを執ること。
- 経済的理由により就学困難な児童生徒には、就学援助の拡充や奨学金の支給、通学費の補助など公的な援助を拡大すること。
- 高校生の就職保障の手だてを執ること。
- 教員を増員し、子供たちと直接向き合える時間を増やして手厚い教育ができるようにすること。
- 遠距離通学を強いるような学校統廃合は行わないこと。
- 障害のあるすべての子供たちの教育の充実に向けて、教育条件を整備すること。
- 老朽校舎の改修、耐震補強を早急に進めること。
- 災害から子供を守るため、児童生徒の安全確保を徹底すること。