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平成25年12月定例会(請願第10号)
第10号 平成25年11月29日受理 総務文教委員会 付託
すべての子どもたちに、ゆきとどいた教育をすすめることに関する請願
請願者 ゆきとどいた教育をすすめる新潟県民の会 代表 寺崎洋子 外10,257名
紹介議員 長部 登君 小山芳元君 竹島良子君 佐藤浩雄君 若月 仁君
(要旨)
憲法・子どもの権利条約・国際人権規約に基づいて、一人ひとりの子どもたちに希望をはぐくみ、ゆきとどいた教育を実現することは、父母・県民・教職員の切実な願いである。
新潟県では2001年に小学校1・2年生32人程度学級が実施され、全国の牽引的な役割を担った。しかし、現在多くの自治体では、小学校はもとより、中学校3年生まで少人数学級が拡大され、新潟県はもはや後進県となってしまった。
ついては、貴議会において、子どもの貧困、いじめ、不登校、高校中退など子どもと教育の危機的な状況を打開し、ゆとりある教育条件を備えた学校をつくるために、次の事項に配慮されたい。
- 32人程度学級を小学校4年生、中学校3年生まで拡大すること。
- 高校生・大学生にたいする給付制の奨学金制度の創設、私費負担軽減のための手だてをとること。
- 高校授業料無償化継続・充実のための手だてをとること。
- 経済的理由により就学困難な児童・生徒には、就学援助の拡充や奨学金の支給、通学費の補助など公的な援助を拡大すること。
- 高校生の就職保障の手だてをとること。
- 教員を増員し、子どもたちと直接向き合える時間を増やして手厚い教育ができるようにすること。
- 遠距離通学を強いるような学校統廃合は行わないこと。
- 障害のあるすべての子どもたちの教育の充実にむけて、教育条件を整備すること。
- 老朽校舎の改修、耐震補強を早急にすすめること。